こんにちは!
今回は茨城県と栃木県を走る人気の観光列車「SLもおか」に息子と乗ってきました。
SLもおかは、都心からも比較的近く毎週土日に運行されているので気軽に乗りに行きやすい蒸気機関車です。
今回で2回目の乗車にはなりますが、迫力満点のSLと窓を開けて風を感じながら景色を楽しむ時間は
「日常を忘れるくらい最高でした」
何度行っても感動を味わさせてくれるSLもおかは本当におすすめです。
この記事では
- SLもおかの乗車レポート
- 運行日や乗り方
- SLもおかに乗る際の注意点
について紹介していきたいと思います。
SLもおかって?
茨城県の下館から栃木県の茂木まで全長41.9km間を走る人気の観光列車。
SLもおかは「C12 66」という蒸気機関車で運行しています。客車は50系。当時の原型を損なわずに現役で使用されている貴重な車両だそうです。
他のSLスポットと違って観光要素は少ないですが、風を感じながら車窓から眺めるのどかな田園風景や季節によっては線路沿いに咲く菜の花や桜などが楽しむことができます。
また、SLが通ると街の人達もみんな手を振ってくれるなど、人の温かさを感じれるのも魅力の1つです。
SLもおかの運行日と運行時間
SLもおかは基本的に週末の土曜日と日曜日に運行されています。
また、他のSLが運休中である1月や2月も運行されているのがSLもおかの特徴で、1年を通して楽しむことができます。
詳しくは公式サイトの運行カレンダーで確認してください。
SLもおかは1日1往復のみになっています。
・SLもおか(下り)下館駅10:35発→茂木駅12:06着
・SLもおか(上り)茂木駅14:28発→下館駅15:58着
くれぐれも乗り送れないように注意してくださいね。
SLもおかに乗る方法
SLもおかに乗るためには「乗車券」と「整理券」の2つが必要になります。
乗車券:通常の切符のことで下車する駅までの運賃が必要(子供は半額)
・下館〜真岡 560円
・下館〜益子 780円
・下館〜茂木 1050円
整理券:SLに乗るための切符
・大人(中学生以上) 500円
・小人(小学生)250円
・未就学時は大人1名につき2人まで無料。
乗車券は当日購入ですが、SL整理券は事前にインターネットから予約する必要があります
座席に余裕がある場合は当日券もあるそうですが、予約した方が確実です。
SLもおかの公式サイトから予約をします。
予約を完了すると真岡鉄道よりメールが届きます。当日は、SLもおかが入線する1番ホームで整理券を購入しますので、メールを駅員さんに見せて整理券と交換しましょう。
予約に関しては、運行日の1ヵ月前〜2日前まで受け付けています。
仮に、日程を変更したい場合でも予約した日の2日前までであればキャンセルも可能です。
SLもおか乗車レポート
今回は息子と下館駅から終点の茂木駅までSLもおかに乗車し、帰りは真岡鉄道の電車で帰ってくるプランで行きました。
SLもおかの出発駅である下館駅へ
当日はあいにくの曇り空。
雨が降らないことを祈りながら始発駅である下館駅へ車で向かいました。
道が混んでいて遅くなってしまったため、下館駅に到着したのが10時ちょうど。
駅前の駐車場に車を停めているとディーゼル機関車がSLを牽引して入線してきました。
息子と急いで1番ホームに向かってみたのですが、すでにディーゼル機関車との切り離し作業は終了。
前回は1時間前には下館駅にいたので入線するところから見れましたが、今回は間に合わず残念でした。
入線する時から見たいなら余裕をもって1時間前には下館駅に来ることをおすすめします。
気を取り直しホーム内でSL整理券と乗車券を購入。出発の時間までしばし撮影タイムです
時折、白い蒸気を勢いよく出す姿は迫力満点です。
祝日の土曜だったので混雑していると思いきや結構人は少なかったですね。子連れでもゆっくり見学できました。
真岡線の電車が入線し出発すると、いよいよSLもおかが1番線に入ってきます。
目の前に来たSLもおかに息子も私もワクワクが止まりません。
50系客車の様子
50系の客車は3両編成。
車内は緑色のボックスシートとロングシートに分かれています。SLもおかは全て自由席なので息子と私は1号車のボックスシートに座りました。
天井には扇風機がついて窓の横にあるボタンを押すと動くようになっています。
2号車にはSLもおかのグッズが販売されている「わたみち商店」があります。
うちわやクリアファイル、エコバッグなど、ここでしか手に入らない??グッズを買うことができます。
わたみち商店は上りの西田井駅までの販売になるので、グッズを買うのであれば出発前に購入しておくことをおすすめします。
いざSLもおかの旅に出発
10時35分。汽笛を鳴らし定刻通りに下館駅を出発しました。
出発した後はしばらく住宅街を走っていきます。
時折、汽笛を鳴らして黒い煙をあげている蒸気機関車を見ていると、改めてSLに乗ってるんだな〜と感じされてくれます。
また、畑で作業している夫婦やお子さん連れの親御さんなど、ほとんどの人がSLが通過すると「いってらっしゃい」と手を振ってくれるんですよね。
息子も「バイバイ」と手を振りかえして喜んでいました。
しばらくすると、車掌さんが車内を周ってきてSL整理券の提示を求められます。
整理券を見せると乗車記念証の硬券がもらえるんですよ。
これも旅の記念になりそうです。
また、停車する駅はそのほとんどが改札すらない無人駅ばかり。
「ここ駅なの?」と息子も興味津々な様子で楽しんでいました。
「SLの街」真岡駅に到着
下館駅を出発してから約40分。真岡駅に到着しました。
SLの街らしく外観がSLの形をしている真岡駅
ここでは10分ほど停車しますので蒸気機関車もしばし休憩タイム。
SLを一目見ようと構内にはたくさんの人達がいました。
また、真岡駅には9600形やD51形の蒸気機関車や客車が展示されているSLキューロク館があります。連結走行イベントなども行っているので、真岡駅で下車しSLキューロク館で遊んで行くのもアリですね。
終点の茂木駅まで出発
真岡駅を出発すると益子焼で有名な益子駅を通過し茂木駅に向かっていきます。
のどかな田園風景に遠くに見える山々
風を感じながらのんびりと景色を眺める時間は最高です。
12時06分に終点茂木駅に到着。
約90分の旅でしたが、日常を忘れるくらいに最高に楽しかったです。
息子は「まだ着かないの?」と若干飽きていましたけど笑
茂木駅で転車台を見学
終点の茂木駅に着くと、SLもおかは下館駅に向かう準備をするために転車台へ向かっていきます。
SL列車では恒例のイベント。
目の前で見学できるスポットがあり、息子も初めての転車台に興奮していました。
駅員さんの誘導で転車台に乗るとSLもおかはぐるりと回転し、また客車の方へ向かっていきます。
その後は、下館駅に向かう時間までSLもおかは一休み。
帰りも乗って行きたいところなんですが、出発時間は14時28分。約2時間ほどあるし、帰りも遅くなってしまうので断念。
12時48分の真岡鉄道の電車で下館駅へ帰ることにしました。
真岡鉄道の電車で下館駅へ
一度改札を出てみましたが、茂木駅前は正直なにもないです笑
下館駅までの切符を購入しホームに戻るとすでに電車が入線していました。
個性的なデザインの車両で「すいか電車」とも呼ばれているそうですが、車両の先頭からは真岡線沿いの景色がよく見えるんですよ。
しばらく息子を抱っこして景色を堪能していましたが、疲れたのでシートに座り息子と私は爆睡…
そのまま下館駅まで帰りました。
「感動をありがとうSLもおか」
SLもおかに乗る際の注意点
3歳の息子と乗車して事前に知っておいてほしいことをまとめました。
すすが飛んでくるので注意
SLもおかに限らずですが、窓を開けていると気付いた時には服も顔も耳の中にもすすだらけになることがあります。
こんな感じでTシャツにつくんですよ。
振りはらえば簡単に落ちますが、それでもちょっと気になりますよね…
1番後ろの車両なら大丈夫なんじゃないか?と移動してみましたが、結果は同じでした。
すす対策としては…
・窓を開けない
・できれば子供は窓際にしない
かなと思います。でも、せっかくのSLなのに窓を開けないなんてもったいないですけど…
昼食に困る…お弁当持参がいいのかも
茂木駅に到着するのが12時。
駅前には個人でやっているお店らしきものはありますが、コンビニもありません。
茂木駅から歩いて20分ほどに道の駅がありますが子連れで歩いて行くのにはちょっとしんどい距離。
だからなのかな??茂木駅に車を停めておいて車で帰るという家族が何組もいました。
結局、私と息子は下館駅まで戻ってから昼食(マック)を食べに行きました。
下館駅には子鉄ランチを提供しているお店もあるそうですが、14時までの店舗も多いので間に合わないかも。
そう考えるとお弁当持参したほうがいいのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
SLもおかは他のSLのように壮大な景色が楽しめるという感じではありません。
街中や田園、森の中を走るので観光要素が少ないのは確かですが、だからそこ身近な蒸気機関車なんだなと思いました。
それでもSLもおかは日常を忘れるくらい楽しませてくれます。
また、茂木駅までは行かなくとも真岡駅まで行ってSLキューロク館に寄ってくるプランでも十分に楽しむことができると思います。
都心からも比較的近く毎週末に運行しているので、今度の休日に行ってみてはいかがですか?