「夏になったら青春18きっぷで子供と鉄道旅に行こう」
ということで、今回は初めて青春18きっぷを購入して息子と日帰り旅に行ってきました。
実際に利用してみた感想としては…
通常なら運賃がかかる遠くの場所でも格安で行けるので、お得感たっぷり。
何より「子供とプランを考えて旅をする」その過程が楽しく、息子も私も良い思い出になりました。
とはいえ、料金の元も取れて子供が楽しめる日帰りプランを考えるのも結構大変。
そこで、初めて青春18きっぷを利用して子供と日帰り旅を考えているパパやママさんに、私と息子で行った日帰りプランを紹介したいと思います。
青春18きっぷの基本的なこと
まずは、青春18きっぷの基本的なことについて再確認していきましょう。
青春18きっぷで乗れる電車
青春18きっぷでは全国のJRの普通・快速列車の自由席に乗ることができます。
特急列車や新幹線には乗ることができません。
また、全国にある様々な観光列車も普通・快速列車として運転しているので、実はこの観光列車に乗ることもできるんです。
例えば、関東近郊の観光列車だと
などがあります。
指定席の列車だとしても、指定席券を買えば青春18きっぷで乗ることができます。
ただし、グリーン車の指定席には乗れませんので注意
料金について
青春18きっぷの料金は12050円
大人も子供も同額になりますが、未就学児は無料。
1日2410円以上の運賃を利用すればお得になる計算です。
1枚のきっぷで5回分利用できます。5日間連続で利用しなくてもOK。
どこで購入できるのか
JRのみどりの窓口、指定席券売機、旅行会社で購入できます。
ただ、みどりの窓口は混んでいることが多いので、指定席券売機で購入がおすすめ
指定席券売機で購入する場合は
「おとくなきっぷ」→「おとくなきっぷの購入」→「フリーパスタイプ」の順に押すと、青春18きっぷがでてきます。
子供と青春18きっぷで行った日帰りプラン
5歳の息子との日帰りプランなので
・運賃が往復で2410円以上かかる
・子鉄が楽しめる
・片道3時間くらい
・朝出発して夕方には帰ってこれる場所
この条件をもとにプランを計画しました。
グリーン車で快適に！高崎線の連結作業を見に行ったプラン(1回目)
1回目は高崎線の連結や切り離し作業が楽しめるスポット籠原駅へ。
| 路線 | JR高崎線 東京駅→籠原駅 |
|---|---|
| 料金 | 往復 2684円 |
| 時間 | 片道 約1時間30分 |
籠原駅は埼玉県の北部にあり、東京からだと高崎線に乗って約1時間30分で到着します。
乗り換えがないとはいえ、1時間30分乗りっぱなしは子供にはきついであろうと考え、追加料金を支払ってグリーン車自由席を利用しました。
普通グリーン車に乗る息子東京〜籠原駅まではグリーン車の料金が1000円
特急列車と変わらないような快適さなので、子連れの長距離の移動には本当におすすめです。
籠原駅は連結や切り離し作業が頻繁に行われているし、見学している人はほとんどいない超穴場スポットでした。
連結作業の様子電車が好きなお子さんにおすすめのスポットだと思います。
ただ、せっかくの青春18きっぷなのに
- 旅している感がなかった
- ギリギリ元が取れる距離なのでお得感が少ない
というのが正直な感想です。
海が見渡せる絶景駅！！茨城県の日立駅へ行ったプラン(2回目)
2回目は常磐線に乗って茨城県にある日立駅へ行ってきました。
| 路線 | JR常磐線 東京駅→日立駅 |
|---|---|
| 料金 | 往復 5280円 |
| 時間 | 片道 約3時間 |
JR日立駅は一面ガラス張りになっているとってもお洒落な駅舎。
日立駅構内そして、窓の外にはどこまでも続く青い海が広がっていて、まさに絶景！！
展望スペースからの景色世界の最も美しい駅の1つとして評価されているそうです。
構内には絶景天空カフェ「シーバーズカフェ」があるので、海を見ながらランチを楽しむこともできますよ。
東京駅から日立駅までは約3時間ほど。
日中は水戸まで直通で行く車両が少ないため、土浦駅と水戸駅で乗り換える必要があります。
本当に日立駅は絶景で最高でした！！
一度は訪れてほしいスポットですね。
改札の外の様子片道3時間かかりますが、2回ほど乗り換えもあったので駅構内を散策したり電車カードをもらったりと楽しむこともできました。
しかも、往復で5000円以上かかるのでお得感も◎
時間的に周辺の観光スポットには行きませんでしたが、ただ電車に乗って初めての景色に感動を覚える！！
これぞ、青春18きっぷの醍醐味って感じです。
時速500kmの世界を見に行こう！！山梨県にあるリニア見学センターへ(3回目)
3回目は山梨県にあるリニア見学センターに行ってきました。
| 路線 | JR中央線・中央本線 東京駅→大月駅 |
|---|---|
| 料金 | 往復 3080円 |
| 時間 | 片道 約1時間50分 |
リニア見学センターは、未来の新幹線であるリニアを見学したり、仕組みを学んだりできる施設です。
試験運行日には、実際に時速500kmで走るリニアを見ることもできます。
リニア見学センターは東京駅から大月駅までは中央線、中央本線に乗って約1時間50分。大月駅からバスに乗り15分くらいで着きます。
大月駅は富士急行線の起点駅でもあるので、富士急行線の車両を見ることもできますよ。
富士急行線今回は、運行日ではなかったので実際に走行するリニアを見れなかったのが残念な点でした。
リニアが走る線路でも、本物の車両が展示されていて車内を見学できたり、実際に浮いて走るミニリニアのアトラクションが楽しめるなど、子鉄が喜ぶ要素が満載です。
ミニリニアに乗っている息子また、高尾駅から先は山や相模湖など景観が良くてテンションが上がりました。
これぞ旅って感じですね。
料金を考えるとお得感は少ないですが、私的にはけっこうおすすめプランですよ。
子供と青春18きっぷを楽しむためのポイント
子供と一緒に計画をたてよう
まずは、日帰り旅の計画を子供と一緒に考えていきましょう。
我が家の場合は
- どの電車に乗りたいのか？乗り換えしたい電車などを息子が決める
- その路線で2410円以上かかる目的地をピックアップし息子と最終決定
このようにプランを決めていきました。
親がすべて決めるのではなく子供も一緒に考えることで、考える力を伸ばすことができるなと思いました。
何より、一緒に考えた鉄道旅は良い思い出になるはずです。
子供の体力を考え無理はしない
せっかく青春18きっぷを購入したから遠くまで行って元を取るぞーと意気込んでしまいがちです。
でも、やってみたらわかりますが、正直疲れます。
１泊ならまだしも日帰りなので、息子の体力や帰宅する時間も考えて片道3時間くらいの距離でプランを考えました。
普通列車のグリーン車を使おう
首都圏を走る宇都宮線や湘南新宿ライン、常磐線や横須賀・総武快速線には普通グリーン車が連結されていますよね。
これらのグリーン車は自由席になるため、グリーン券を追加で購入すれば青春18きっぷで利用することができます。
しかも、未就学児はこのグリーン車料金は無料。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、子供と青春18きっぷで行った日帰りプランを紹介しました。
あと2回分残っていますので、今度は熱海に行き観光列車に乗るプランを計画しています。
また、目的地を決めずに行き当たりばったりで自由気ままに旅するのも楽しいかもしれませんね。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、お子さんと青春18きっぷでの鉄道旅を楽しんでくださいね
